ピクノジェノールの美容効果2

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生活環境から発する酸素ストレスは健康を阻害する

「自分の健康は自分で守る」「なんといっても健康が第一…」と漠然といい尽くされてきたわりには、普段、健康な人の多くは自分のからだの健康維持ということには無頓着でこれらの箴言の真意をそれほど真剣に考えずに使っています。
しかし、今日、私たちの生活環境を見回して、自分の健康をほんの少しでも真剣に考えた時、これからの言葉がお題目では済まされずに、その日から健康維持のための生活を実践していかなければならないことに気がつくはずです。
その現実に気づかせてくれたのが、私たちの周りにある「活性酸素」の恐ろしい健康破壊なのです。
いま、「活性酸素・フリーラジカル」とか「抗酸化物」という言葉や文字が氾濫していますが、果たしてどれだけの人がこれらの言葉の意味を、そして自分の生活と身体の健康維持とに結び付けて理解しているかというとそれは疑問です。
「活性酸素」の恐ろしさだけをセンセーショナルに煽る必要はありませんが、病気にならない健康づくりとその生活を送ろうと心がけるならば、これらの言葉の真意を理解し、阻嘱して日常生活の中で取り組んでいかなければなりません。

活性酸素の正体と弊害

酸素は水と同じように私たち人間が生きていくのはならない物質です。
酸素を有効に利用して、エネルギーを得ることによって発展してきた人間を始めとする好気性生物は、また一方で酸素の毒性にも適応する防御機能を備え進化して来ました。
しかし、命に不可欠な酸素もいったん体内に取り込まれ、活性の強い酸素・フリーラジカルになると私たちの身体の細胞や血管や組織のいたるところでその毒性をまき散らし、今日の成人病や皮膚の老化の原因分子であることが分かってきました。
では毒性の強い酸素=活性酸素とは何なのか、体内でどのように毒なのかといいますともともと酸素というのは“02”といって2つの酸素原子が電子2ケを共有、結合しています。しかし図のように電子1ケを左右両側に配置しており、この両側の電子が安定しようとして他の分子から電子をひとつ取ろうとします。
このひとつしか電子を持たない不対電子の酸素は活性酸素・フリーラジカルであり、他の安定な分子などから電子が奪われることを「酸化」作用といわれています。
従って、ラジカルという言葉は「過激な」という意味ですから、活性酸素は自由で過激に他のものの電子を奪う非常に勝手なやつかいなものなのです。人の身体の中で活性酸素が活発に活動すると、やつかいなことに水の中に石が落ちた時の水の輪がだんだん大きくなって広がるように活性酸素が他のフリーラジカルを発生させどんどん広がっていきます。
活性酸素とはまるで鉄が錆びていくように身体の中を錆びさせ錆びをまき散らしていく酸化作用なのです。人の身体を錆びさせる活性酸素は、人の細胞を覆っている細胞膜の主原料である不飽和脂肪酸を酸化させ、過酸化脂質をつくります。この錆びの現象が細胞、臓器をむしばんで様々な病気の茎となります。
今日、成人病を始めとして、白内障や皮膚の老化などの原因、私たち人間のかかる病気の90%近くはこの活性酸素が関係しているといっても過言ではありません。

活性酸素に固まれた現代の生活環境

さて、私たちの生活はいま、人を錆びさせる危険な活性酸素をつくり出す環境に取り囲まれています。オゾン層の破壊が進みますと紫外線が増え肌の表皮に悪影響を与えますし、深刻な大気汚染によって窒素酸化物がふえ、それが体内に入ると活性酸素を発生させます。食品添加物が体内に入ると、それを解毒しようとする酵素チトロクロムP450という薬物代謝酵素が、食品添加物を分解する時にも活性酸素を発生します。家電やOA機器の電磁波、レントゲンや放射線の照射により発生した活性酸素により細胞を分解したり、遺伝子を傷つけたりします。激しい運動による酸素の急激な吸入、深酒(少量の酒はよい)、たばこも活性酸素を生みやすい身体にし、ストレスや、農薬汚染された食物などと挙げていくと、身体をむしばむ活性酸素の健康破壊環境の中で私たちは生活しているといえます。
特に今日、女性たちの一大関心事であるシミ、ソバカス、皮膚の老化の原因とされる紫外線の障害、ガン、心臓疾患の原因とも考えられる酸素を取り過ぎる過激なスポーツの弊害、そして、肺ガンを引き起こす大きな原因といわれる喫煙の弊害について詳しく述べるとともに、ピクノジェノールの効用効果について記します。

紫外線の障害

過剰な太陽光線に皮膚がさらされると、シミ、ソバカス、シワの発生にとどまらず、皮膚の老化、皮膚ガンの原因となります。オゾン層の破壊により、紫外線B波が増えると、この紫外線B波は皮膚の真皮まで届き皮膚の水分子を破壊して、活性酸素を発生させ皮膚細胞に様々な悪影響を与えます。これを守るのがメラニン色素で、メラニン色素が活性酸素と闘ったあとがシミ、ソバカスとなります。毛細血管から吸収されたピクノジ工ノールは、活性酸素を消去し、またビタミンCやEと相乗効果を発揮して紫外線B波による真皮への酸化を身体の内面から防止する働きをします。
水溶性のビタミンCはコラーゲンの修復をすると同時に、脂溶性のビタミンEを復元、再生する2つの働きがあります。このどタミンCの働きを助けるのがピクノジェノールで、ビタミンCだけの体内滞留時間は4、5時間ですが、ピクノジェノールの効果によりビタミンCの体内での滞留時間はおよそ27時間と伸び、ビタミンCの活性を持続させ、抗酸化の働きを助けます。こうした働きによりピクノジェノールは紫外線から皮膚を保護します。

たばこ喫煙の弊害

最新のニュースとして平成9年6月21日付け日経新聞に「アメリカ喫煙訴訟 3600億ドルで和解。喫煙会社 州政府などに25年間で支払い」と報道されました。これはたばこの有害が公認されたことを意味し、喫煙者たちにセンセーショナルな話題となっています。
煙草の健康に対する阻害は早くから問題にされています。煙草の煙に含まれる有害な物質がビタミンCを破壊し、特に喫煙によって発生する、発ガン性化学物質の代表的な物質、多環芳香族炭化水素類であるベンツアピレンから、オキシラジカルやセミキノンラジカルが発生し、フェノール、一酸化炭素などは過酸化水素とともに体内に入り活性酸素を発生させ肺硬化症や肺ガンを引き起こす原因となります。
ピクノジェノールは、肝臓酵素を誘発してこのベンツアピレンの解毒作用を増強する働きをし、煙草の煙による活性酸素の弊害から身体を守ります。

過激なスポーツによる弊害

1991年、アメ1」力のフリーラジカルと抗酸化物研究の第一人者、レスクー・パッカー博士は、「アメリカ臨床栄養学ジャーナル」に論文を発表し、「運動負荷の増大によって、細胞内部で最も主要な抗酸化作用を持つどタミンEが消費される。このため持久性運動を行なっている人たちにはビタミンEの摂取量を増やすことを勧める。」といっています。
また、1996年わが国でも翻訳出版された、エアロビクス運動の生みの親で、クーパー・エアロビクス・センターの所長のケネス・H・クーパー博士はその著書『がんと心臓病に勝つ抗酸化健康法』(永田 晟訳ダイヤモンド社)の中で、過激な運動は活性酸素を発生させ、それによってガン、心臓病を引き起こす要因となると述べています。また、博士は過激な運動による過剰な活性酸素発生の仕組みとそこから起こる病気、それを予防する生活を次のように書いています。
「ヒトは普通の状態の時は、フリーラジカルの生成は体内の浄化作用や、抗酸化機構により中和されてバランスが保たれている。ところが過激な運動によって酸素を取り過ぎると、このバランスが崩れフリーラジカルが過剰に増加し、細胞での抗酸化機構の対応不足が起こる。そしてフリーラジカルの細胞膜への攻撃(酸化作用)が始まり、細胞の発達阻害を引き起こしたり骨格と筋肉の損傷を起こす。つまり、バランスが崩れることにより、SODやカタラーゼ、グルタチオンペルオキシターゼなどの内因性抗酸化物のフリーラジカルへの抑制が効かなくなり、過剰なフリーラジカルが発生し、筋繊維中に活性酸素を生成したり、過酸化ラジカルがミトコンドリア内や細胞核に急増する。
また、過激な運動によって、血液が運動により活動しない器官から運動器官(心臓や脚筋肉)へ移動して、運動しない器官に急激な酸素欠乏状態(低酸素症)を引き起こす。そして運動が終わった時に、急激に血流が不足になった器官へ再環流(虚血性再環)し、過剰のフリーラジカルを発生させる。過激な運動ほどフリーラジカルは多く生成される。」
クーパー博士はこの活性酸素の弊害から身を守る術として、一つは軽い運動を続けることによって持久力を強化し、過剰なフリーラジカルの発生を抑制し、体内抗酸化物のSODやカタラーゼ酵素を強化しすること、そして、大事なことは内因性の抗酸化物の自然抗酸化力に、外から抗酸化物を補強することが大切であり、食事から摂る抗酸化物だけでは不十分であることも明言しています。
ピクノジェノールの優れた抗酸化力は、活性酸素の発生を消去します。そして、身体の組織、細胞、血管の抗酸化機能を高めますので、体内での過剰な活性酸素の発生を抑制し、酸素分子の安定を保ち、過激なスポーツによる弊害から身体を守ります。

活性酸素に克つ抗酸化物質とは

このような激しい環境の中で、健康な生活と身体を考える時、病気になってからではなく、病気にかからない身体作り、つまり予防医学的な見地に立った生活習慣を身につけることが大切です。人間には、それが出来る活性酸素消去機能が元々身体の中に備わっています。従って、その機能を高める食生活をすればいいし、外から消去物質を摂取すれば活性酸素から身を守ることが出来るのです。
この錆止めをする機能のシステムのうち、SOD(スーパーオキシドジスムクーゼ)と呼ばれる酵素は、体内において生産される量が多く優れた働きを見せてくれます。このように活性酸素を消去する物質を「抗酸化物質=スカベンジャー」といい、その役割は活性酸素の基を抑制したり、暴れるのを鎮静化させたり、活性酸素の影響を受けた個所の修復をする働きをします。
この身体に備わったSODの抗酸化物の他にどのような物質があるかというと、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼなどの酵素類、ビタミンCやE、ベーターカロチン、力テキン、フラボノイド類があります。
特に、注目を集めている抗酸化物のフラボノイド類とは、大豆、みかんやオレンジの柑橘類の果肉の部分に含まれている色素で、優れた活性酸素の消去作用を行ないます。
このフラボノイド類の中で、欧米を始め世界的に注目を浴び、欧米の一級の科学者たちが今もなおその効果を研鑽している、「ピクノジェノール」というフランス海岸松の樹皮から抽出した抗酸化機能を持つ自然健康食品栄養素があります。

ビタミンC、Eとピクノジェノール

ピクノジェノールとはフランスの南西部ボルドー地方に生育する、フランス海岸松の樹皮から抽出した、ビタミンCやEよりもはるかに強い抗酸化作用を持った、水溶性の安全な自然健康食品栄養素で、流動性の赤みを帯びた暗褐色の粉末です。
ピクノジェノールに含まれる非常に高い生理活性を発揮するフロアントシアニジンおよび40種類以上の有機酸は、特殊なフラボノイド特性を持った低分子の抗酸化物質ポリフェノールグループに属しており、優れた活性酸素消去作用をもっています。
その特性はビタミンCやEの生理活性効果を相乗的に高め、抗酸化物質として体内の血管を守り、活性酸素によるダメージから細胞を守る働きをします。つまり、ガン、心臓疾患、脳疾患などの成人病の危険率を下げ、シミ、ソバカスなどの皮膚の老化、関節炎や痛風、アトピー性皮膚炎などの各種炎症を防ぎ、さらに花粉症などのアレルギー体質の改善にも役立つことの効果が、ピクノジェノールを既に用いている、欧米各国の医療現場から報告されています。
特にピクノジェノールに含まれるフラボノイド類は、ビタミンCの節約作用を持っており、毛細血管を作る細胞を補強し、細胞の間隙を満たしているコラーゲンの生成を促進します。そして、ピクノジェノールが活性酸素の攻撃から毛細血管の細胞を守り、ビタミンCの保護作用を円滑にして毛細血管の抵抗力および浸透率を高め、毛細血管壁を丈夫にします。
ピクノジェノールのフラボノイド類はビタミンCの体内での働きを助けます。水溶性のビタミンCは体内での滞留時間がおよそ4〜5時間で、あとは排出されてしまいますが、同じ水溶性のピクノジェノールをともに摂取するとピクノジェノールの体内滞劉寺問はおよそ27時間近くありますからビタミンCの生理活性を高めて、体内で長く働き続ける効果をもたらし、さらに、細胞やコラーゲン繊維に再循環していくのを助けます。
また、フラボノイド類とはポリフェノール類といわれる化合物の系統に属し、ビタミンEと共通した化学構造のクロマン環を持っていることから、ビタミンEと同じ抗酸化性を持ち、抗酸化力の点から見ると極めて水に溶けやすいビタミンEといえます。
ビタミンC、Eとピクノジ工ノールは体内でお互いに助け合って抗酸化力を発揮しています。ミトコンドリアや細胞は非常に活性酸素が発生しやすく、ミトコンドリアや細胞を被っている生体膜は不飽和脂肪酸という脂質が主成分で活性酸素に侵されると過酸化脂質に変わってしまいます。そこで、この生体膜を活性酸素の攻撃から守るのが脂質に解けるビタミンEです。生体膜の中にいるビタミンEは活性酸素が発生すると自分の持っている電子を不安定なフリーラジカルに与えて活性酸素を除去します。しかし、電子をひとつ与えてしまったビタミンEは自らがラジカルになって二度と活性酸素を除去できません。このどタミンEラジカルをもとのどタミンEに復元させるにが、ビタミンCなのです。水溶性のどタミンCは、ミトコンドリアや細胞の水の中にいて、不安定になったビタミンEに電子を与えもとのどタミンEに再生します。ビタミンEに電子を与えたビタミンCはラジカルとなりますが、グルタチオンが電子を供給しますからビタミンCラジカルはすぐにビタミンCに戻ります。ピクノジェノールがこのどタミンCの生理活性を助けることは、ビタミンEの再生にも役立っていることになり、さらにはビタミンEと同じ働きをもするピクノジェノールは優れた抗酸化食品栄養素なのです。

ピクノジェノールの諸病状への効用

ピクノジェノールが多くの症状の予防に効果があることを知る前に、ピクノジェノールの数々の特性を整理しますと、ピクノジェノールとは、
1.活性酸素除去の働きを持つ強力な抗酸化栄養素材である。
2.特殊なフラボノイド特性を持つ低分子の抗酸化物質ポリフェノールグループである。
3.非常に高い生理活性を有するフロアントシアニジンおよび40種類以上の有機酸を含んでいる。
4.ビタミンCやEと相乗的に人間の体内で抗酸化活動をし、ビタミンCの役割を保護、強化する。
5.通常のフラボノイド類より水への溶解性が高く、有効的なフロアントシアニジンと水溶性の栄養素からできている。
6.ビタミンCの節約作用を持ちコラーゲン生成を促進し、毛細血管の抵抗力、浸透率を増強させ、毛細血管壁の脆弱性を減少させる。
7.ヒスタミンの分泌を阻止しヒスタミンの有害影響を抑制する。
これらの特性から言えることは、ピクノジェノールはフラボノイド類の強力な抗酸化物質として体内に摂取されることにより、身体の細胞や血管が活性酸素に侵されるのを防ぎます。つまり、命を保つ経路「血管と血流」を健全に保つサプリメントといえます。

ピクノジェノールの症状に対する効用

成人病といわれる脳卒中、心筋梗塞、狭心症、動脈硬化、ガンなどの病気はその原因の多くが活性酸素にあることが明らかになっています。身体を流れる血液は正常に流れることも大事ですが、なによりも血液成分が細胞に届かなければ何の意味もありません。
循環器系の大切な機能は老廃物と栄養素を交換することにあり、毛細血管によるこの交換により細胞が生き生きとしていられるのです。
●脳卒中
脳卒中は血液中にあるリポタンパクのLDL(低比重リポタンパク・動脈の内壁のコレステロールを必要とする細胞に肝臓から適量を届ける働きをする)を酸化させ、動脈の内壁にコレステロールをこびりつかせ、血行を阻害、脆くして末端細胞を死滅させ、脳細胞に血行不良を起こさせる病気です。
ピクノジェノールは毛細血管の細胞を強化、補強しますから、脳細胞に通う血流を正常に保つばかりでなく、脳細胞を直接保護します。脳細胞を保護することは、記憶を助け、老衰(ボケ)を抑制することになります。
●老化とボケ
遺伝情報を持ったミトコンドリアDNAは、核膜やタンパク質によリガードされていないために、活性酸素の悪影響を受け、いびつなミトコンドリアDNAになります。これらの割合が増えるとミトコンドリアの老朽化が進み、記憶力の低下や筋力の衰えが起こります。ピクノジェノールはこのミトコンドリアを活性酸素からの攻撃を守ります。
●パーキンソン氏病
パーキンソン氏病とは脳のうち四肢に命令を与えている大脳基低核にある黒質で、活性酸素によるドーパミン作動性神経変性による病気です。抗酸化作用を持つピクノジェノールは、活性酸素の発生を防ぐとともに、グルタチオンペルオキシターゼの働きを助け、脳の機能回復に効果をもたらします。
●糖尿病と糖尿病性網膜症
糖尿病はインシュリン分泌物の機能が低下するか停止して、血糖値が上昇して起こります。この病気は血液中に過酸化脂質が多い人とか、SODやどタミンEなどの抗酸化物質の少ない人、インシュリンを作るすい臓の抗酸化力が乏しい人がかかりやすく血管が脆弱になりがちです。
ピクノジェノールの毛細血管の酸化防止作用がこの血管の脆弱性を抑制します。糖尿病性網膜症は、糖尿病が原因となる眼の毛細血管の微量出血によって生じる網膜に対する損傷で、成人網膜の原因のひとつです。毛細血管の脆弱性を抑制する効用のあるピクノジェノールは、毛細血管の微量出血を減少させ、網膜そのものの緩みを抑制し、視力を回復させます。またピクノジェノールはこの糖尿病性網膜症だけでなく高血圧性網膜症にも効果があることが実証されています。

白内障

白内障は限のレンズの水晶体が透明度を失う病気です0水晶体はタンパク質からできており、紫外線などによって発生した活性酸素がこのタンパク箕を酸化させて透明度を奪ってしまうのです。ピクノジェノールはビタミンCとともに抗酸化作用をもち、水晶体の酸化を活性酸素の弊害から守り、正常な水晶体に回復させ視力を戻します。

心疾患

心筋梗塞は心臓が栄養をとっている冠動脈の内壁に酸化したLDLが付着して、冠動脈が詰まり心臓に栄養が行き届かなくなる病気です。
最近のオランダの研究では、ピクノジェノールが属するフラボノイド類の摂取量の少ない人が心臓病にかかる率が高いという報告があります。またハーバード大学の研究者たちの心臓疾患の研究の結論として、「ビタミンE栄養材の使用が冠状心臓疾患の危険性の低下に結びつく」としています0ビタミンEがしDLを破壊し、自らの身体を酸化から保護する働きをするとき、そのビタミンEの再生を手助けするビタミンCを保護強化するピクノジェノールの化合物は、心臓疾患の改善には非常に重要になります。
また、ピクノジェノールは血小板が粘桐になって、不必要な凝集傾向を呈することを防止するよう手助けをし、心筋梗塞形成に至るような冠状血栓症を引き起こす不必要な内血魂の生成を低減します。従ってピクノジェノールは血小板を保護し、かつ血小板が動脈壁に付着することを防止し、強いては心臓への血流を正常に保ちます。
この他にも、心臓疾患に用いられるアスピリンの処方に体して、ピクノジェノールはアスピリンが阻害する酵素を妨害することなく血塊形成の危険性を抑止します。

ガン

ガンという病気は、人間が生まれながらに持っているガン遺伝子と、ガン抑制遺伝子とのバランスが崩れ、活性酸素が抑制遺伝子を傷つけ酸化させることにより起こります。
ガンの原因としては一般によく知られているものとして、たばこの煙、食品添加物などの環境化学物質、つまり生体とは合いいれない物質“生体異物”があります。この発ガン性物質は「イニシエーション」と「プロモーション」の2段階の過程でガンを誘発するといわれます。そして、この化学物質は自ら活性酸素を発生します。活性酸素はDNAに変化を与えます。さらにガン化を促進するような刺激が繰り返し加わると癌細胞としての性質が表れます(プロモーション)。
ピクノジェノールの属するフラボノイド類は、ガンの発生に関係する活性酸素を阻害して、改善効果をもたらします。
ピクノジェノールは強力な活性酸素除去剤で、ガン予防における有効な治療剤として注目されています。ピクノジェノールの複合物はカテキンおよびエビカテキン単位からなるプロアントシアニジンを含有し、これが抗ガン作用を持つことが明らかとなっています。

皮膚の老化

皮膚の主成分であるコラーゲンは、私たちのからだの25〜30%を占める弾力のある繊維状のタンパク質です。このコラーゲンの生成にビタミンCは欠かせず、コラーゲンが正常ならば肌は張りがあって、滑らかで、健康な肌を保っていられます。
しかし、私たちはこのコラーゲンを生成するビタミンCを体内で合成出来ないために食物から摂取するわけですが、ピクノジェノールはこのビタミンCを保護し、その効力を応援することによってコラーゲンの生成を助けるのです。
毛細血管を保護する働きを持っているコラーゲンが正常で健康であれば、毛細血管が快調になり細胞のひとつひとつに栄養が行き届き、皮膚をはじめ細胞は若々しくみずみずしさを保つことができます。強いてはシミやソバカスの発生を防ぎもするし、取り除くことも出来ます。
また、ピクノジェノールは皮膚の結合組織の主成分であるエラスチンに直接結合してその組織を再編成し、無傷の状態にします。身体の中にはこのエラスチン繊維を分解してしまう酵素がありますが、ピクノジェノールはこの酵素の働きをも抑える働きがあることも実証されています。従ってピクノジェノールは皮膚に出来たシワを取り除き、さらに紫外線による皮膚傷害、つまり日焼けによるシミやシワ、皮膚ガンなどの皮膚の酸化の防止にも有効なことが証明されています。
これらのことからピクノジェノールは肌の細胞と組織に十分な栄養を与え張りと弾力を保ち、きめの細かい若々しい肌を保たせる働きをするといえます。

慢性疲労症候群

慢性疲労症候群という病気は非常にミステリアスで、紛れもなくフリーラジカルによって引き起こされる病気です。
慢性疲労症候群の患者の肝細胞の分析をすると、赤血球が著しく活性酸素によって破壊されているということ以外、この病気の原因となる決定的なものが何一つ見つかっていません。
また慢性疲労症候群によって起こる免疫機能の低下が細胞質レベルで、フリーラジカルによる損傷と合致するという点から、フリーラジカルが原因であるといえます。
そこで、患者の細胞壁をフリーラジカルの攻撃から守る、有効で強力な抗酸化食品であるピクノジェノールが、慢性疲労症候群の患者の症状を改善するのに大きな効果を発揮します。
つまり、細胞内でエネルギーを作り出すセンターであるミトコンドリアは、ピクノジェノールの酸化防止能力の大きな恩恵を受けるのです。
また、毛細血管を強化する能力を持つピクノジェノールは、主要内臓器官の血流を良くして患者に良い影響を及ぼします。
さらに、ピクノジェノールはヒスタミンの分泌を減少させる力を持っており、慢性疲労症候群の患者に多いアレルギー症状を穏和する働きをします。

関節炎

炎症とは刺激、創傷、または感染症に対する組織の反応です。その特徴としては、局部の熱、腫脹、療病、赤味および機能損失などがあります。関節炎の中でも骨関節炎とリユウマチ性関節炎はどちらも炎症性疾患です。炎症は、バイオフラボノイド類の欠乏により毛細血管が多孔性になり、活性酸素及び好中球由来の組織障害因子が炎症反応を起こすことにより生じます。
ピクノジェノールは毛細血管の強化、保護の役割を行なうので、炎症過程における活性酸素を消滅させる働きがあります。また関節の柔軟性を向上し、関連組織のコラーゲンの修復も行ないます。さらにピクノジェノールはヒスタミンの誘発を阻害し、炎症を緩和します。

拡張蛇行静脈

毛細血管から回収された血液は静脈を通って心臓に帰ります。静脈は骨格筋の作用による動力の内臓ポンプをもっています。このメカニズムを筋静脈ポンプと呼んでいます。静脈は一方向の弁を持っていて、筋肉が活動を休んで血液を流していない時、引力による血液の逆流を防いでいます。しかし長時間休息にあると静脈も活動をやめるため、血量が静脈中に増加し、圧力も上昇します。一方向性弁は血液を弓ほ戻す引力に抵抗できなくなってその結果、浮腫や腫脹および痛みが生じます。この状態が長時間続くのが拡張蛇行静脈です。
ピクノジェノールの毛細血管抵抗力と浸透性の増強効果と、静脈、動脈の血管壁の健全保持の効果はこの病気の特徴である夜間の脚部の痙攣を抑え、症状の消滅に役立ちます。

アレルギーと喘息

即時性過敏症に分類されるアレルギーは、化学物質または物質に対する生体の異常反応です。
アレルゲンと呼ばれるある物質に過敏な人は、アレルゲンがB−リンパ球による免疫グロブリンE(lgE)の生成を刺激します。アレルゲンの活性化に加えてヒスタミンの放出の増加があり、アレルギーも喘息もともにヒスタミンの放出に関連しています。
アレルギーに関しての治療にはしばしば抗ヒスタミン剤で行なわれますが、この抗ヒスタミン剤は細胞と分泌されたヒスタミンの結合を妨害します。
ピクノジェノールは初期段階でこのヒスタミンの分泌を阻止してヒスタミンの有害影響を抑制します。従ってピクノジェノールはアレルギーや喘息に対して抗ヒスタミン剤より優れた緩和剤といえます。

ピクノジェノールと視力低下の予防

ピクノジェノールはフランス南西部ボルドー地方に生育する、フランス海岸松の樹皮から抽出された天然の抗酸化栄養食品です。
フランス海岸松の樹皮から作られたピクノジェノールは、流動性の赤みを帯びた暗褐色の粉末で、非常に高い生理活性を発揮するフロアントシアニジンを始めとする40種類以上の有機酸を含む特殊なフラボノイド特性を持った、低分子の抗酸化物質であるポリフェノール・グループに属しています。
活性酸素の消去作用を持つピクノジェノールの特性は
1.ビタミンCやEの生理活性効果を相乗的に高め、抗酸化物質として体内の血管を守り皮膚損傷や各種炎症など活性酸素によるダメージから細胞を守ります。
2.高い抗酸化機能を有する特異なフラボノイド類に属するということは、ビタミンCやEの効果を増強し、細胞を酸化させる活性酸素を消去し、さまざまな症状、ガン、心臓病、脳疾患などの成人病の危険率を下げます。
3.皮膚を形成している主要タンパク質であるコラーゲン特性を改善し、紫外線B波による皮膚のシミ、ソバカス、シワを予防します。