ピクノジェノールと視力低下の予防

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ピクノジェノールとは

ピクノジェノールはフランス南西部ボルドー地方に生育する、フランス海岸松の樹皮から抽出された天然の抗酸化栄養食品です。
フランス海岸松の樹皮から作られたピクノジェノールは、流動性の赤みを帯びた暗褐色の粉末で、非常に高い生理活性を発揮するフロアントシアニジンを始めとする40種類以上の有機酸を含む特殊なフラボノイド特性を持った、低分子の抗酸化物質であるポリフェノール・グループに属しています。
活性酸素の消去作用を持つピクノジェノールの特性は
1.ビタミンCやEの生理活性効果を相乗的に高め、抗酸化物質として体内の血管を守り皮膚損傷や各種炎症など活性酸素によるダメージから細胞を守ります。
2.高い抗酸化機能を有する特異なフラボノイド類に属するということは、ビタミンCやEの効果を増強し、細胞を酸化させる活性酸素を消去し、さまざまな症状、ガン、心臓病、脳疾患などの成人病の危険率を下げます。
3.皮膚を形成している主要タンパク質であるコラーゲン特性を改善し、紫外線B波による皮膚のシミ、ソバカス、シワを予防します。

ピクノジェノールの効果〈成人病予防と老化防止〉

1.皮膚老化の予防(シミ、ソバカス、シワ)
2.紫外線による皮膚のダメージを軽減
3.ガン、心臓病のリスクの軽減
4.脳卒中のリスクの軽減
5.関節炎などの炎症の改善
6.糖尿病、感染症の予防と改善
7.アレルギー体質の改善
8.老人性痴呆症の予防

活性酸素とは

酸素は水とともに私たちが生きていくにはなくてはならない物質です。
その酸素がいったん私達の体内に取り込まれると、さまざまな要因によって非常に活性の強い酸素(フリーラジカル)になって、血管や細胞を酸化させていきます。
酸素はもともと酸素原子2つが1組になったもので、原子の1つずつにある4つの軌道にそれぞれ2つずつペアーになった電子、8個の電子が存在して安定しています。
活性酸素はその一番外側の軌道を廻る電子がペアーにならずに1個の電子(不対電子)の状態にあり、この不対電子を持った分子、原子を意味します。この不対電子を持った原子や分子がペアーになって安定しようとして、他の原子や分子から電子を1個奪おうとする作用を「酸化」といいます。
今日の病気の原因の90%近くがこの活性酸素によるものといわれ、私達の身体を酸化され、さまざまな病気を引き起こしたり、身体のあちこちで老化を進めています。

肌の老化を進める紫外線

私達は、よく晴れた日に布団を干したり虫干しをします。それは紫外線が発生させる活性酸素の殺菌力を利用している事になります。
しかし皮膚にとって紫外線を浴び活性酸素を発生させることは皮膚の老化を進め、シワやシミを作る原因となるとともに皮膚ガンの原因にもなります。
皮膚に活性酸素を発生させる紫外線は、波の長さによって波長の短い∪VC、中波の∪VBそして波長の長い∪VAの3つに分けられます。私達の生活に直接関係しているのは中波の∪VBと長波の∪VAで、短波の∪VCはオゾン層で阻止され直接には届きませんが、最近ではこのオゾン層の破壊によるオゾンホールの発生で、∪VCも届いているといわれていますが、皮膚に直接関係してくるのは紫外線長波の∪VAと中波の∪VBです。
波長の長いUVAは皮膚の真皮層に届き、中波の∪VBは皮膚の表皮層にまで届き、皮膚の水分子を破壊させたり、活性酸素を発生させ皮膚にさまざまな害を及ぼします。

ソバカス、シワが出来る原因

1.シミ
シミや皮膚のかさつきは表皮の変化を反映しています。シミやソバカスは紫外線の影響でできます。紫外線の影響から肌を守るフィルターの役目を持つメラニン色素が紫外線によって発生した活性酸素と戦ったあとがシミやソバカスになります。
2.シワやたるみ
シワやたるみは真皮の変化によって起こります。皮膚の弾力性、張りは皮膚の主要な成分のタンパク質の一つコラーゲンや、皮膚の結合組織の必須成分のエラスチンとの優れた網と繊維で織りなされて保たれています。ところが紫外線による活性酸素の影響を受けると真皮層において、コラゲナーやエラスターゼという酵素が分泌され、コラーゲンやエラスチンが破壊され弾力性やコラーゲンの量が減少していきます。
これが肌にシワやたるみを発生させるもととなります。

ピクノジェノールの美肌効果についてのメカニズム

ピクノジェノールが肌の老化を防ぎ、美肌を保つメカニズムは次の3点が挙げられます。
A.ビタミンCやEとの相乗効果
B.ピクノジェノールの活性酸素消去効果
C.ピクノジェノールの皮膚組織、細胞(コラーゲン、エラスチン)の弾力性強化、増量効果。
A.ビタミンCやEとの相乗効果
ビタミンCやビタミンEは、私達の身体の中でそれぞれに抗酸化ビタミンとして活性酸素と戦っています。ピクノジェノールはこのどタミンCやビタミンEとともに助け合い相乗効果を出して活性酸素を消去し、ビタミンCやどタミンEの生理活性を高めます。
ビタミンCは壊れたコラーゲンの修復をしますし、ビタミンEは毛細血管を強化、血流を活性化させ皮膚に栄養素と十分な酸素を供給します。
水溶性で安全なピクノジェノールをビタミンCとともに摂取すると、ピクノジェノールの体内での滞留時間が72時間と長いため、ラジカルになった酸化力の強いビタミンCをもとに戻すことで、ビタミンCのコラーゲン修復力を継続させます。
ビタミンCにはまたラジカルになった酸化力の強いビタミンEを、もとのビタミンEに修復する働きがあります。つまリラジカルになったビタミンC、ビタミンEにピクノジェノールが電子を1つ与えて安定化させ、効果を一層高める役割をします。
おもしろいことにピクノジェノールは相手に電子を与えても、自らが攻撃性の強い酸化力を持った物質になることはありません。又、ピクノジェノール自身も皮膚の毛細血管を強化し、血流を良くして十分な酸素と栄養素を送り皮膚の活性化を行ないます。
B.ピクノジェノールの活性酸素消去効果
ピクノジェノールの持つバイオフラボノイド特性は、プロアントシアニジン、力テキン、エビ力テキンなど40種類以上の有機酸を含み、ピクノジェノールの属するポリフェノールは複数の水酸基(OH)を有する芳香族の化合物です。ピクノジェノールはこの非常に多くの水酸基から、紫外線によって発生した(不対電子を持っている)活性酸素に電子を1つ与えて安定化させ、皮膚に発生した活性酸素を消去します。
C.ピクノジェノールの皮膚組織細胞への弾力性強化、増量効果
ピクノジェノールは、皮膚の主要成分である、コラーゲンやエラスチンと結合することによって、損傷を受けたコラーゲンやエラスチンを再び活性化し、活性酸素や分解酵素、エラスターゼ並びにコラゲナーゼによる攻撃からコラーゲンやエラスチンを保護し繊維を強化、増量し弾力を持たせます。このことは実際に、米国テキサスにあるベイラー医学学校で実験によって明らかになっています。
つまり、コラーゲン繊維に重石を付け24時間水に浸したとき、その強度は繊維の伸張された長さに相関した数値とに測定できます。
ピクノジェノールを水中に添加すると、コラーゲン繊維は添加されたピクノジェノールの量に比例して伸張します。
これはコラーゲン繊維の強度が増大したことを意味し、またコラーゲン繊維の重量も増加したことを示しています。
また加齢に伴うエラスターゼ酵素によるエラスチンの破壊も、ピクノジェノールの投与により抑制されることが実験によって明らかとなっています。以上のA、B、C、3点の役割によリピクノジェノールは皮膚の老化を防ぎ、紫外線によるシミ、ソバカス、シワを防ぎ美しく健康な肌を保ちます。
ピクノジェノールの抗酸化力を十分に生かした化粧品は、肌に塗ることによって表皮からピクノジェノールを吸収させ、肌の表皮を紫外線による活性酸素の酸化から守ります。

ピクノジェノールはオーラルコスメティック

このようにピクノジェノールは、飲むことによって体内から毛細血管を通じて皮膚の表皮、真皮の組織、細胞に働きかけるとともに、化粧品として肌に塗ることによって、皮膚の表皮を紫外線から守ります。
ピクノジェノールは飲む化粧品(オーラルコスメティック)として、また、スキンケアー用化粧品として、皮膚を紫外線の損傷から守るユニークな抗酸化物質といえます。

補足説明

活性酸素(悪玉酸素)は、年令の若い時には体内で産生されるスーパーオキサイドディスムターゼと呼ばれる酵素などの働きによってどんどん消去されていきますが、加齢に伴い、こうした酵素の働きが衰えます。
活性酸素(悪玉酸素)を消去するだけ十分な酵素や抗酸化ビタミンが体内に存在していれば良いのですが、ストレスや食生活・生活習慣によって活性酸素(悪玉酸素)が発生しやすい環境の中で現代人は生活していることになります。
従って、ピクノジェノールの様な強い抗酸化力を持った栄養補助食品を摂取することで、活性酸素(悪玉酸素)を消去してやる必要があります。

ピクノジェノールの抗菌作用

教養ある喫煙者はほとんど喫煙がもたらす危険について良く知っているが、ニコチンに中毒作用があるため、彼らでも禁煙をすることが極めて難しい。
重要な点として大多数の疫病学的研究は、喫煙が原因となって、心臓血管系の病気や卒中、肺がん、急性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(CPOD)や肺気腫が起こるとし、その因果関係を指摘している(Tonnesen and Vermeire、2000)。
喫煙は、また、不可逆的失明の最も一般的な原因となる加齢性黄斑変性症の発症率を高める(Chan、1998)。喫煙は喘息と糖尿病を悪化させる(Traberら、2000)。さらに喫煙は喉頭がん、口腔がん、食道がん、すい臓がん、勝胱がんそして肺がんの危険を増大させる(Nair and Brandt、2000)。
喫煙に依存性が生ずるのは、ニコチンのせいであるとされてきたが、ニコチン自体は発がん作用を持たないと考えられている。喫煙の毒性と発がん性はタバコが燃焼している間に生じる様々な副産物に起因する(Tonnesen and Vermeire、2000)。タバコの煙は4,700以上の化学成分からなる複雑な混合体であり、その中には高濃度の活性酸素やその他の酸化体が含まれる(Bluhmら、1971;Church and Pryor、1985)。タバコの煙はガス相でもタール相でも活性酸素を含んでいる。ガス相における括性酸素は、しかしながら、反応性が極めて高く、タバコ用のフィルターでは不活性イヒすることが極めて困難である。
タバコの煙から発生する活性酸素は、喫煙によって誘発される肺疾患、例えば、慢性閉塞性肺疾患や肺気腫や肺がんなどの病因の1つであると指摘されてきた(Rahman and MacNee、1996)。タバコの煙から生ずる活性酸素は、慢性閉塞性肺疾患を患う喫煙者の体内における炎症を克進させる作用がある。これは、炎症作用を促進する伝達物質であるプロ炎症ミディエーターの発現と保護作用を持つ抗酸化遺伝子の発現を制限する転写因子が活性化するためである(MacNee、2000)。